2015年12月3日木曜日

連続達成なのにまさかのダメ出し?



営業コンサルタントの庄司です


前回から、新しいパートナー・コンサルタント
宮地幸夫(みやち ゆきお)さんへのインタビューを
お届けしていますが、さっそくあちらこちらから大反響!

ビジネス誌の「ビッグトゥモロー」からも取材の依頼がきて
しまいました!この件は、また追ってお伝えしますね。

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宮地さんは、リクルート時代のわたしの先輩で、営業マンとして
個人の売上目標をなんと32クォーター(約8年間)にわたって
連続で達成し、リクルートグループ最年少で役員になったという
伝説的な実績をお持ちの方です。

新会社設立の情報をいち早くキャッチして大型受注に結びつけることで、
一発で目標達成をするパターンをあみだし、連続達成の道を歩み始めた
宮地さんでしたが、なんと上司からダメ出しをされてしまったそうなん
です。

今回はここから

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庄司「えっ?ダメ出しですか・・・」


宮地「そう、ほめてもらえると思ってたところにいきなりダメ出し
されたんだよ。」


庄司「なんて言われたんですか?」


宮地「新会社なんていつでも都合よくできるもんじゃないんだから、
それだけにたよってたらダメだって。」


庄司「う~ん。」


宮地「言われてみればそうなんだけど、ただ当時は1980年代の中ごろで、
産業界全体のコンピュータ化が一気に進み始めた時代だったから、
金融機関を筆頭にまず社内にシステム部門ができて、そこが子会社化して
いくっていう流れだったんだよね。

だから、新会社設立の流れは途切れるどころかどんどん加速していった。」


庄司「上司より時代の流れを読んでたんですね。」


宮地「日経新聞をすみからすみまで読むのが趣味だからね。(笑)
まあ、一瞬ムカッときたんだけど、そう言われてみると上司の言うことも
一理あるなっていう気がしてきて、

だったら新会社ができるのを待ってるだけじゃなくて、
もう一歩進めてこっちから攻めてみようと思ったんだ。」


庄司「と、言うと?」


宮地「うん、たとえばA銀行がやるんなら、とうぜんB銀行もやるだろう。
銀行がやるんなら、とうぜん保険業界もやるだろう というように予測して、
新聞に載るより前に先回りしてアプローチするようにしたんだ、

『御社もシステム部門をつくられますよね、採用のお手伝いをしたいんですが』
って感じで。」


庄司「なるほど」


宮地「しかも、システム部門をつくって、子会社化して、独自に人材の
採用を始めるっていうパターンはどこでもいっしょだから、事例もたまって

どんどんコンサル的なアドバイスをしてあげられるようになって
いったんだよ。

それで、ますます信頼してもらえるようになっていくんだよね。


たとえば、『たんに技術系の人を採用してもうまくいきませんよ、はじめから
システム系を希望してる人を採りましょう。』みたいな。」


庄司「そうやってどんどん営業が進化していくんですね、いやあレベルが高い。
ぼくなんか当時(80年代)はそんなことまったく考えずに、ビルの上から下まで
『どうですか、どうですか?』ってアホみたいに飛び込みしてましたよ。(笑)」


宮地「いやあ、あのころはみんなそうだよ。ただ、人と同じことやってても
人と同じ結果しか出ないでしょ。

自分はとにかくまわりからうるさく言われるのがいやだったから、人と
ちがうことをやりかったんだよ。

いつも、人がやっていないことでいい方法はないか?そういうことばっかり
考えてた。」


庄司「なるほど~、それが8年間目標を達成し続けた秘訣ですね。
それにしても8年間一度も目標はずしたことがないってすごいことですよね。
まるでヒクソン・グレーシーじゃないですか。
宮地さんが目標をはずしたところを誰も見たことがないわけですもんね。」


宮地「うん、でも自分ではがんばったつもりもないんだよ。」


庄司「えっ?」


次回に続く

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